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舌のアフタ性口内炎かもしれないと思った時の初期対応
「あれ?舌に変な感じがする…」鏡で見てみたら、白っぽいできものができている。もしかして、舌のアフタ性口内炎かもしれないと思った時、どうすれば良いのでしょうか。つらい痛みを最小限に抑え、治癒をスムーズに進めるための初期対応をご紹介します。まず、患部を観察してみましょう。アフタ性口内炎は、丸や楕円形で、白っぽい潰瘍の周りが赤くなっているのが典型的な見た目です。舌のどのあたりに、いくつできているかを確認します。見た目がいつもと違う、明らかに大きい、硬さがある、といった場合は、アフタ性口内炎以外の可能性も考慮し、早めに医療機関を受診することを検討しましょう。アフタ性口内炎だと感じたら、まず最初にすべきことは、舌への刺激を極力避けることです。これは痛みの悪化を防ぎ、治癒環境を整える上で最も重要です。口腔内を清潔に保つことも大切です。食後は、刺激の少ないうがい薬(アルコールフリーのものなど)や水で優しく口をゆすぎましょう。これにより、細菌の繁殖を抑え、炎症の悪化を防ぐ効果が期待できます。市販の口内炎治療薬を使用するのも有効な初期対応です。舌に使いやすい塗り薬(軟膏やジェル)や、患部を保護できる貼り薬(パッチ)などがあります。ただし、舌は動きやすく、パッチが剥がれやすい場合もあります。薬局で薬剤師に相談し、舌に合ったものを選ぶのが良いでしょう。薬を使用する際は、必ず用法・用量を守りましょう。そして、体調を整えることも非常に重要です。睡眠不足や疲労、ストレスは免疫力を低下させ、口内炎の治りを遅らせる原因になります。十分な休息をとり、リラックスできる時間を作りましょう。バランスの取れた食事で、特にビタミンB群などの栄養素を意識して摂取することも、粘膜の健康維持に役立ちます。これらの初期対応を行っても症状が改善しない場合や、痛みがひどくなる場合、あるいは2週間以上治らない場合は、迷わず医療機関を受診してください。早期の適切な対応が、舌のアフタ性口内炎からの早期回復に繋がります。