アフタ性口内炎ができてしまうと、一刻も早く治したいと願うものです。病院に行くほどではないけれど、少しでも症状を和らげたい、治癒を早めたいという時に、いくつかの民間療法やセルフケアを試すことができます。ただし、これらの方法はあくまで補助的なものであり、効果には個人差があることを理解しておく必要があります。古くから口内炎に良いと言われているものの一つに、はちみつがあります。はちみつには殺菌作用や炎症を抑える効果があると言われており、患部に少量塗布することで痛みの緩和や治癒の促進が期待できるとされています。ただし、砂糖が口内細菌のエサとなる可能性もあるため、使用量やタイミングには注意が必要です。食後などに使用し、その後はうがいをするのが良いかもしれません。プロポリスも口内炎に有効とされています。プロポリスはミツバチが作り出す物質で、高い殺菌・抗炎症作用を持つことが知られています。スプレータイプや液体タイプのものがあり、患部に直接塗布したり、うがい薬として使用したりします。ただし、アレルギー反応を示す人もいるため、使用前にパッチテストを行うなど注意が必要です。その他、カモミールティーやセージティーでうがいをするのも良いとされています。これらには抗炎症作用や殺菌作用があると言われており、口の中の炎症を鎮める効果が期待できます。温かすぎない温度で使用するのがポイントです。また、塩水でのうがいも、古くから行われている方法です。塩には殺菌作用があると言われています。ただし、濃度が高すぎると粘膜を傷つける可能性があるので、コップ一杯の水に小さじ半分程度の塩を溶かす程度にし、頻繁に行いすぎないように注意が必要です。痛みがひどい場合は、塩水がかえって刺激になることもあります。セルフケアとしては、まず口腔内を清潔に保つことが基本です。食後の歯磨きはもちろん、刺激の少ないうがい薬を使用することも効果的です。口の中が乾燥しないように、こまめに水分を摂ることも大切です。