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私の顎カクカク、これって何?顎関節症で病院へ行ってみた話
数ヶ月前から、ご飯を食べている時とか、おしゃべりしている時とか、顎を動かすたびに「カクカク」って音がするようになったんです。最初は「気のせいかな?」とか「ちょっと疲れてるのかな?」くらいに思っていたんですが、だんだん音が大きくなってきて、時々顎のあたりが痛むようにもなりました。口を大きく開けようとすると、なんだか引っかかるような感じもして、ちょっと不便を感じるように。ネットで「顎 カクカク 何科」とか「顎 痛い 病院」って検索してみると、いくつか候補が出てきました。「歯科口腔外科」「整形外科」「耳鼻咽喉科」…。うーん、どれも関係ありそうだけど、どれが一番適切なんだろう?正直、最初は整形外科かな?って思ったんです。だって、顎も関節だし、関節なら整形外科じゃない?って単純に考えて。でも、さらに調べてみると、どうやら顎関節症っていうのは、噛み合わせとか歯ぎしりとか、口の中のこととも関係が深いらしい、という情報にたどり着きました。そして、「顎関節症の専門は歯科口腔外科であることが多い」という記事をいくつか見かけました。よし、ここは専門家に見てもらおう!と思って、家の近くで「歯科口腔外科」を標榜している、少し大きめの総合病院を探して予約してみました。かかりつけの歯医者さんに紹介状を書いてもらうことも考えたんですが、症状がちょっと特殊かなと思ったので、最初から専門性の高いところに行こうと決めたんです。病院の歯科口腔外科に行くと、先生が私の顎の状態を丁寧に診てくれました。口を開け閉めする動きを見たり、顎の周りを触ったり。「あー、たしかに音がしますね。口も少し開きにくいかな?」って。そして、レントゲンを撮ることになりました。私の場合は、関節円板という軟骨みたいなものが少しずれている可能性があるとのことで、さらに詳しく見るためにMRI検査も受けました。MRIの結果、やっぱり関節円板が少し前にずれている「顎関節円板前方転位」という状態だと診断されました。これが、顎を動かした時に「カクカク」という音の原因だったんです。先生は、これは「顎関節症」の一種で、原因は特定できないことが多いけど、ストレスや歯ぎしり、噛み合わせなどが影響している可能性があると説明してくれました。