唇が腫れて医療機関を受診しようと思ったとき、「何科に行けば良いのだろう?」と迷うことがあるかもしれません。唇の腫れの原因によって適した診療科が異なるため、症状に合わせて選びましょう。最も一般的な唇の腫れ(クインケ浮腫、接触皮膚炎、口内炎など)の場合は、「皮膚科」を受診するのが良いでしょう。皮膚科医は、皮膚や粘膜の炎症、アレルギー反応、感染症など、幅広い唇のトラブルに対応できます。アレルギー反応が強く疑われる場合や、アレルギー体質である場合は、「アレルギー科」を併設している医療機関や、アレルギー専門医を受診するのも有効です。アレルギー検査(血液検査など)を行い、原因物質を特定することができます。唇の腫れが、歯や歯茎の炎症、あるいは口内炎など、口の中の状態に関連していると考えられる場合は、「歯科口腔外科」や一般の「歯科医院」を受診するのが適切です。歯科医師は、口内炎、歯周病、歯性感染症、義歯や矯正装置による刺激など、口の中の原因による唇の腫れを診断し、治療できます。歯や顎の骨格に関連する原因が疑われる場合も、歯科口腔外科が専門となります。唇の腫れ以外に、発熱や倦怠感など全身の症状を伴う場合や、原因不明で繰り返し腫れる場合は、全身疾患が隠れている可能性も考えられるため、「内科」や「総合病院」を受診して詳しい検査を受けることも検討しましょう。特に、遺伝性血管性浮腫(HAE)などの稀な疾患が疑われる場合は、アレルギー科、血液内科などの専門医がいる病院への紹介となることもあります。まずは一般的な皮膚科や歯科医院を受診し、必要に応じて専門医を紹介してもらうのがスムーズな流れとなることが多いです。受診する際は、症状がいつから始まったか、きっかけ、他の症状、アレルギーの有無、服用中の薬などを具体的に伝えられるように準備しておくと診断に役立ちます。
唇の腫れ病院は何科?専門医の選び方